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「海洋アースダイバー」

2015/06/16

有志の生徒たちが、5月16日に実施された「海洋アースダイバー」に参加しました。このイベントは、東大海洋アライアンス海洋教育促進研究センターと明治大学野生の科学研究所の共催で行われたものです。

いただいたチラシには

「澁谷がどうして澁谷と呼ばれるのか。
 どうしてあそこに神社があるのか。
 澁谷と富士山との深い繋がり。
 深く深く潜り、
 見たこともない世界に出会うために。」

とあります。

20150616海洋アースダイバー.jpg

当日は中学体育祭でもあったので、教員は泣く泣く参加を見送り、有志の高校生生徒たちだけが参加したのでした。当日は駒場東大前に集合し、思想家・人類学者の中沢新一先生や他の研究者の方々、他校の生徒たちとともに、渋谷までの約4kmを歩きながらフィールドワークを行い、歴史上の出来事や神話・伝説などの発生を、具体的な土地との関わりのなかからお話しいただいたようです。

20150616アースダイバー①.jpg 20150616アースダイバー②.jpg 

生徒たちの感想は以下のようなものでした。

「古代からの地形と都市との間に関係性があることを学んだ。以前から地形と人々の生活にはある程度の結びつきがあることはわかっていたが、身分によって分かれた居住地区と地形との関係、またそれが今も残っていることなどは驚きだった。」

「古代の地形を調べるとその中に宗教的な意味を持つ場所が多く含まれていることに興味を持った。特に洪積層の台地の岬に神社があることに関心を持った。」

「新しい物の見方を知ることが出来た。それぞれの町にはそれぞれの歴史や文化があり、それを地形と比べ合わせて考え感じるおもしろさを発見した。地元である横浜駅周辺の調査をしてみたいと思った。」

「渋谷に来ることが初めてだった。109などよりも地形を先に知ったことで少し見方が変わった。水田の風景は今も残っていて時代の推移を見た気がする。ホテル街は温泉が湧いていた所に栄えた、という背景を知ったことも勉強になった。テレビでみる「若者の街」とは違う渋谷を見ることができて有意義だった。」

「渋谷の地形の傾斜している理由が、縄文時代からの地殻変動に関係しており、今の時代につながっていることを感じることができた。また、最後に行った明治神宮の人工的な植林は天然でないことを初めて知り、衝撃を受けた。あのように計画的に植林できるのであれば、今後もその技術をもって海外で様々な環境保存プロジェクトができると思った。」

今後の学びにつながる貴重な体験をさせていただいたようです♪

カテゴリー :
海洋人間学

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