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平成26年度高等学校卒業式

2015/03/01

2015(平成27)年3月1日(日)午前10時より、平成26年度卒業式が本校体育館にて行われました。多くの来賓、保護者、教職員、そして高校2年生の見守るなか、高校3年生268名は、校長先生から一人一人、卒業証書を受け取りました。

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高橋純校長先生は式辞において、高校入学時に「何のために学校に通うのか」という問いかけを行い、その答えとして「自分が何者かを知り、自分がどこへ行くのかを見つけるため」と、話されたことを卒業生に対して確認されました。そして、学校で学んだあらゆる科目や事柄が「自分が何者か」を知るということにつながり、様々な人に支えられていることに気づく時間であったことを改めて語られました。そして六年間の様々な体験を通じて「どこへ行くのか」について考えたことは今後も考え続けてほしい、と語られました。未来の選択権が卒業生それぞれにあること、そしてその選択が少しでも社会の幸福につながって欲しいと話され、それが「開物成務」という校名の由来につながることにも言及され、話をまとめられました。

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学校長式辞全文はこちらから.pdf

来賓の方からもご祝辞をいただきました。

立川理事長は、大学時代に過ごす時間の大切さについて話をされ、30・40年後に社会のリーダーになっていることを楽しみにしている、と話を結ばれました。

下田PTA会長は、スマホを例にとりながら便利な社会になったことを確認されつつも、インターネットが人と人とをいとも簡単につなげてしまうことへの違和感について卒業生に対して伝えられました。そして、目や耳で得た情報量は少ない、と話された上で、目や耳よりも皮膚や全身で感じること、頭や身体全体で考えることの大切さについて述べられました。最後に逗子開成での海洋教育や開成祭・体育祭などの経験、自分自身の固有の体験を今後も大切にしていくことで、将来のユニークな発想につなげて欲しいと述べられました。

志村校友会会長は、知識の習得ではなく論理的な思考により物事の真理が何なのか考えることを大切にして欲しい、と話されました。

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なお、この卒業式のなかで行われた表彰では、『学校賞』『臼井賞』『振興会賞』が、学業成績が特に優秀だった生徒やクラブ活動で全国・関東・県大会で特に活躍した生徒に贈られました。中高6年間皆勤だった17名、また(6カ年皆勤者を除く)高校3年間皆勤だった14名に、1年間皆勤だった66名に皆勤賞がそれぞれ授与されました。


在校生を代表して、高校2年の松尾和弥君が送辞を読み上げました。陸上部における高校3年生との関わりを中心に述べました。人生はマラソンに例えられることを紹介しつつ、人生とマラソンの異なる点として「速さ」を競うものではないことについて話しました。そして、大事な共通点は順調な時でも周囲の声援を力にすることの大切さについて述べ、卒業生へのエールを送りました。


一方の卒業生答辞は高校3年城間周君が読み上げました。逗子開成での6年間の自身の経験を振り返りつつ、逗子開成で得たものについて話をまとめました。逗子開成で得たものとして、知識、ルール、マナーなどが容易に思いつくものの、何より自分、周囲、仲間を信じることの大切さを学んだと述べました。そして、泳ぐことが大の苦手だったという中で体験した遠泳はとてもつらかったが、体育の先生方のはげましや仲間たちと一緒に泳ぎ切りたいという思いで乗り切ることができたこと、体育祭の応援団での思い出や開成祭における部活や有志団体において責任感を学んだこと、等を自分自身の言葉で話し、逗子開成で変わった自分自身について語りました。そして、逗子開成での六年間を、信頼できる人と幸せな時間を過ごすことができた、とまとめてくれました。

卒業生 城間君 答辞全文 .pdf


吹奏楽部より送別の曲としてチャイコフスキー作曲「白鳥の湖」よりがお祝いの意をこめて演奏されました。

さいごに卒業生は吹奏楽部の行進曲と大きな拍手に送られました。
体育館外では、各クラブの後輩が待ち構えており、エールや花束、胴上げの祝福を受けている姿が多数見受けられました。

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