ニュース

中3「生き方講演会」

2014/10/11

中学3年生は、総合学習の時間を使って自分の進路について考えていくプログラムに取り組んでいます。

前期では自分の興味関心を発見するきっかけとして「自分史」を作成したり、夏休みには大学に訪問して、大学の雰囲気をかいま見てきたりしました。また、さまざまな方をお招きして、ご自身の進路選択や今の生き方について語っていただく「生き方講演会」も行ってきました。第1回では東京大学の教授から、ウナギの研究に関わる熱い人生を語っていただき、第2回では本校の教育実習生に逗子開成の生徒だった時どのように進路を決めたかをざっくばらんに語っていただきました。

10月9日に行われた第3回「生き方講演会」では、世界を股にかけて活躍されている2名の中3保護者に講師をしていただきました。

20141009①.jpg 20141009②.jpg

最初に、資産運用会社でポートフォリオマネージャーをされている保護者に講演していただきました。お仕事の名前は難しいですが、お金を有効に運用するためのアドバイスをするお仕事とのことです。新興国を相手に、その国の政策や将来性を見極め、投資する側もされる側もよりよい結果になるよう橋渡しをするお仕事です。そのためには、分析力が大事とのこと。統計学はもちろんのこと、地理や歴史も勉強されたというのは印象的でした。銀行員としてニューヨークでお勤めされた話やGDPの推移から見る日本の位置など、多岐に渡るお話をうかがい、生徒にとっては社会勉強にもなったことかと思います。

次は、テレビ関連会社でチーフプロデューサーをされている保護者に講演していただきました。学生時代に車でインドから北欧まで旅したことをきっかけに、地方局の記者、国際部の記者として報道に関わるお仕事に就かれたとのことです。大量虐殺後のルワンダやフセイン政権崩壊後のバグダッドといった紛争地で記者を務められていたというお話には驚きです。アフガニスタンで武装勢力のいる中で報道なさっている様子を映像で見せていただきました。武器を持った子供が地雷の埋め込まれた地に立っている映像には、生徒たちも衝撃を受けたことでしょう。そんな記者のお仕事に必要なものは、その地の人々と信頼関係を築くことだということでした。

「生き方講演会」は今回で最終回。最後に世界で活躍するという生き方を知ることができ、貴重な経験となりました。 

カテゴリー :
学校学年行事

カテゴリ

最新の記事

アーカイブ

ページトップへ戻る