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平成25年度卒業式

2014/03/01

様々な思い出を胸に、6年間学んだ逗子開成を卒業します。

 

2014(平成26)年3月1日(土)午前10時より、平成25年度卒業式が本校体育館にて行われました。多くの来賓、保護者、教職員、そして高校2年生の見守るなか、高校3年生269名は、校長先生から一人一人、卒業証書を受け取りました。

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 高橋純校長先生は式辞のなかで卒業生に対して、「学校の勉強は役にたたないのか?」「若者の内向き志向」の二つの点をもとに語りかけました。

一点目は、「いま、地球の円周に沿ってぴったりとロープを巻きつけたとします。次に、このロープの長さを1mだけ長くして、ロープと地球の間に均等にすき間を作ったとしたら、そのすき間はどれぐらいの大きさになるでしょうか?」という問いからはじまりました。難しい問いのようですが、円周の公式と方程式の知識を使えば解ける問題です。そして、中高6年間で学んだ知識を活かし、問題解決にあたり様々な側面からアプローチし、論理的に考えることを心がけてほしいと話されました。

二点目は、若者の内向き志向に関する調査結果の紹介からグローバル化が進んだ現代社会においては、積極的に世界に飛び出し、自分の目で見て足で歩いて、地球というものを感じて欲しい、そして、失敗を恐れず様々なことにチャレンジして欲しいと話をまとめられ、最後にアメリカの作家マーク・トウェインの次の言葉を送られました。

「20年後に人は、やったことよりやらなかったことを悔いるものだ。

だから、綱を放ち港を出、帆を揚げ、風をとらえて、探検せよ、夢見よ、発見せよ。」

学校長式辞全文はこちらから.pdf 


 来賓の方からもご祝辞をいただきました。
 立川理事長は、「グローバル化」「知識活用能力」「道徳」の三つのキーワードをもとに、社会のためになるような、人のためになるような人材になって欲しいと話されました。伊藤PTA会長は、故スティーブ・ジョブズ氏の「Stay Hungry. Stay Foolish.」という言葉を引用・説明され、卒業生に対して「未来の海に船を出す時がきた」と語りかけられました。千葉校友会会長は、「"ペンと剣"の校章は文武両道の証。我々には社会で活躍する使命がある。逗子開成OBの誇りと責任を持って頑張って欲しい」と励まされました。

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 この卒業式のなかで行われた表彰では、『学校賞』『臼井賞』『振興会賞』が、学業成績が特に優秀だった生徒やクラブ活動で全国・関東・県大会で特に活躍した生徒に贈られました。中高6年間皆勤だった17名、また(6カ年皆勤者を除く)高校3年間皆勤だった12名に、1年間皆勤だった42名に皆勤賞が授与されました。

 在校生を代表して送辞が高校2年の河合峻君から読み上げられました。部活における卒業生との関係性が印象深かったこと、また体育祭における応援合戦や棒倒しで感じた卒業生のエネルギーは是非後輩として引き継ぎたいことなどについて話をしました。


 一方の卒業生答辞は高校3年佐々木毅君が読み上げました。中学卒業時に退部するつもりだった剣道部を高校入学後も続け、高校卒業の今にいたるまでに考えたことを素直な言葉でまとめてくれました。高校入部後しばらくしてから、先輩や後輩との関係、顧問の先生との関係、支えてくれる人のありがたさ、自分らしさ、責任感などについて改めて考えさせられたと話しました。また在校生に対して、悔いのないよう全力で立ち向かうことの大切さ、妥協しないことの大切さ、貫いた道の大切さなどについてあつく語りかけました。そして最後にご父母への感謝の言葉で答辞を締めくくりました。

 

卒業生答辞 全文 は こちらから.pdf

 吹奏楽部より送別の曲としてワーグナー作曲 楽劇「ニュルンベルクのマイスタジンガー」前奏曲が演奏された後に、卒業生は吹奏楽部の行進曲と大きな拍手に送られました。体育館外では、各クラブの後輩が待ち構えており、エールや花束、胴上げの祝福を受けている姿が多数見受けられました。

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学校学年行事

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