今年の2月に、中学1年生がOPヨットの製作実習を行っていることを報告しましたが、そのヨットが完成しました。6月6日(火)・7日(水)には初めて海に繰り出す進水式を行い、中2全員でヨット帆走実習を体験しました。
実は進水式は、当初5月中旬に実施する予定でした。ところが今年の5月はまるで梅雨時のような天候が多く、雨や波・風の強い日々が続き、何度も順延を繰り返す事となりました。しかし6月6日(火)・7日(水)は待った甲斐があってとてもよい天候に恵まれました。両日とも波がおだやかで、時折やや強い風が吹くものの、ヨットを帆走するにはうってつけの条件でした。6日は薄曇りでしたが7日はよく晴れて、少々熱いくらいでした。
6日は中2A〜D組が、7日は中2E〜G組が、進水式を行いました。両日とも同じ内容で、生徒たちは朝着替えて海岸に集合します。海岸には自分達が製作した139号艇から143号艇までの5艇を含むたくさんのヨットが並んでいました。まず最初は開会式が行われました。校長先生や学年主任・海洋教育の先生の話の後、生徒代表の挨拶もあり、みんなの拍手を浴びていました。学年主任の大津留先生は、「自然の力は強大です。海をなめてかかってはいけません。けれども怯んでもいけません。自分の力で、頑張って大海原へ漕ぎ出してください。」と生徒たちを激励しました。その後生徒たちはグループに分かれてそれぞれのヨットの帆や帆走に必要な物を組み立てる艤装の作業を行いました。新しく完成した5艇のヨットにシャンパンをかけた後で、いよいよ実習が始まりました。
ヨット帆走は1グループ4人程度の人数で行います。1人1人交代でヨットに乗り、沖に設置された2ヶ所のブイを回ってから浜に戻り、次の人と交代します。この時大事なのは本部への報告です。ヨット帆走を終えた者とこれから出艇する者は、必ず浜辺に設置された本部席の先生の所に行き「〇組〇番の〇〇、戻りました」「〇組〇番の〇〇、これから出ます」と報告しなければなりません。それによって本部は、現在誰が海に出ているのかを把握します。またこれから海に出る者は、きちんと決められた通りにライフジャケットを身に付けているかもチェックを受けます。ライフジャケットも着用の仕方が正しくないと、いざという時に命を助けてくれません。このように安全に関わる事柄については、何度も確認を行っています。
中学2年生は、昨年秋に続き海での帆走実習はこれで2度目ですが、上達が著しい生徒がたくさん目立ちました。中にはうまく舵を操れずになかなか沖から戻れず、四苦八苦している所を巡回している救助艇に助けられる者もいましたが、多くの者がうまく風をつかまえて上手に艇を操っていました。(実習の間、周囲は教員の操縦するエンジン付きの救助艇が数隻巡回しています。ただしよほどの事がない限り手助けはしません。生徒はあくまでも自分自身の力だけで岸にたどり着かなければならないのです)早いグループは艇に乗る生徒が2順目まで行くことができました。
実習は12時頃終了し、生徒は片付けの後、海洋教育センターで入浴してから教室に戻り、昼食をとりました。充実した実習に、みんな満足そうな表情を見せていました。また、当日は多くの保護者も海岸に駆けつけてくださり、我が子がたくましく大海に漕ぎ出す姿を眩しそうに見つめていました。
